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Profile

きのしたかおり

 

東京都在住。多摩美術大学 美術学部絵画科油画専攻卒業。
卒業後、20年以上にわたり3DCGデザイナー/マットペインターとして映像・ゲーム制作に従事したのち、2022年より抽象絵画の制作を始める。取り消しのきかない一手の連続として絵画を捉え、主にアクリルによる制作を続けている。
Independent Tokyo 2023 審査員特別賞。

ACTアート大賞 2024 優秀賞。

作品は国内の法人・個人コレクションに収蔵。



 


私は、意味が確定する手前から描き始める。

私たちは、見たものに素早く名前を与える。「草木」「海」「風景」と認識した瞬間、それまで不安定だった色や形は、ひとつの意味へと収束していく。私は、その収束が起こる直前の状態を、できるだけ長く画面に留めておく。

キャンバスにアクリル。初めの段階は床の上で行う。ひとつの画面の上で、流れて溜まった絵具と、一度で押し付けられた絵具が隣り合っている。前者は私が見ていない間に起きたことで、後者は私が決めたことだ。

到達すべき正しい像がないので、どの一手も正解と照合できない。色を置くか、置かないか。偶然に生まれた形を残すか、消すか。意図を進めるか、そこで止めるか。偶然そのものを作品にしているのではない。予測できない状況に対して、私が何を選び、何を選ばなかったか。その連続が画面に残る。

ドローイングでは、私は自分に「終わらなくてもいい」と許している。だから多くが空いたまま残る。タブローでは、密度のある一枚として成立させたいという気持ちが働き、余白は減る。何を許すかによって、同じ手が違う止まり方をする。

色については、説明を持っていない。緑から青までの、どの地点の色も好きで、繰り返し使ってしまう。色は私の主題ではなく、体質に近い。

私は約25年間、CGデザイナー・マットペインターとして商業映像制作に携わってきた。色、構図、光、空間を制御し、意図された世界をできるだけ正確に見る人へ届ける。受け取られ方をひとつの方向へ絞り込むことが仕事だった。いま私がつくっているものは、その反対方向に向かっている。

絵画を、何かを正確に伝えるための装置ではなく、見ることと意味づけのあいだに、わずかな遅延をつくるものとして扱う。
 

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個展

2026 「イマ、ココ、ナガレ」space 2*3 / KURUM'ART contemporary(東京)

 

グループ展・公募展

2026年 「仙石原・美の交差点 ~気鋭の現代作家たち~」/ 箱根仙石原プ                     リンスホテル

2026年 202 NEW YEAR 取扱い作家小品展 space 2*3(東京)

2025年 語る抽象画展Vol.18 / The Artcomplex Center of Tokyo

2025年 space2*3 取扱い作家小品展 / space2*3

​2024年 ACTアート大賞優秀賞グループ展 / The Artcomplex Center of     Tokyo

​2024年 ACTアート大賞展 / The Artcomplex Center of Tokyo

2024年 語る抽象画展Vol.16 / The Artcomplex Center of Tokyo

2024年 space2*3 取扱い作家小品展 / space2*3

2023年 年末ギリギリ展 / 銀座K's Gallery

2023年 語る抽象画展Vol.15 / The Artcomplex Center of Tokyo
2023年 Independent Tokyo 2023

 


受賞歴

2024年   ACTアート大賞展2024 優秀賞
2023年 Independent Tokyo 2023 審査員特別賞 車洋二賞

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職歴(映像・ゲーム分野)

3DCGデザイナー/マットペインターとして映像・ゲーム制作に20年以上従事
参加作品
Transformers: Prime、Lost in Oz(ともにDaytime Emmy Awards 受賞作品)、
攻殻機動隊、ウルトラマン、エースコンバット シリーズ ほか

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